パソコンの本体やディスプレイからは低周波電磁波が発生しています。
ディスプレイはブラウン管タイプ（CRTモニター）のものが磁界の発生量が多いですが、現在主流の薄型ディスプレータイプ（LCDモニター）からは少量の磁界しか発生していません。また、ノート型パソコンからの電磁波放射はデスクトップタイプより少ない。但し、ひざの上に置いての使用は控えるべきです。しかし電源が入っていなくても、パソコン周辺には大量の電界が発生しています。パソコンを使用する際にはキーボードを極力ディスプレイから離して操作する事をお勧めします。

低周波電磁波の危険性は既に認められており、発がん性や白血病の発症などの影響が考えられます。
またパソコンやパソコン周辺機器（プリンター、マウス、キーボード）の周辺、たとえば机、いす、電話機などはパソコンからの電界放射により帯電をしており、パソコンを使用していなくてもパソコンのそばで仕事をしている人は電界の影響を受けやすいと考えられます。

ワイヤレスネットワークを使用している場合、デジタルコードレス電話機や携帯電話同様に高周波電磁波被曝をうけます。

パソコンを長時間使用して、目が痛くなったり、頭痛、耳鳴り、疲れなどの症状が ある方は注意が必要です。この症状は電磁波過敏症の症状と同じです。
欧州では、スウェーデンVDT電磁波規制ガイドラインMPR-IIやTCO規制を設けパソコンなどのディスプレー（VDT）に適用され、パソコン使用労働者の電磁波被曝からの健康管理を徹底しています。

携帯電話使用時、頭がボーっとするのは、携帯電話からの電磁波の影響かもしれません。
身の回りの電磁波環境は、急速に悪化しています。理由は社会インフラとしての電気や無線技術の急激な普及です。電気を使用する電化製品からは低周波電磁波が、無線を使用する携帯電話からは大量の高周波電磁波が発生しています。
このような環境で生活をしていると1日の電磁波被曝量は増大します。

高周波電磁波の影響で、発がん性や白血病の発症が増えているのではと多くの方が懸念しています。これを裏付ける学術論文もこの2－3年で多く発表されています。人体に何らかの影響がある可能性は濃厚です。
携帯電話の電磁波は電子レンジのそれとほぼ同様のもので、それを脳に近い部分で使用するわけですから、健康に悪い可能性大です。イギリスでは、16才以下の子供には緊急時を除いて携帯電話の使用を控えるようにと国関連機関が警告しています。日本では、逆に防犯目的で、成長過程にある小さな子供にも携帯電話を持たせる傾向ですが、子供の健康を考えるとあまり望ましいことでは ありません。

不眠、イライラ、呼吸困難などの症状は電磁波過敏症の症状です。身の回りの電磁波環境は、急速に悪化しています。理由は社会インフラとしての電気や無線技術の急激な普及です。室内電気配線や電化製品からは、低周波電磁波、無線を利用する携帯電話、デジタルコードレス電話機、無線LAN、電子レンジなどからは大量の高周波電磁波が放射しています。
このような環境で生活をしていると1日の電磁波被曝量は 増大します。気が付かないうちに、大量の電磁波を浴び、またこの影響で体内電圧も増加している可能性があります。

電車などの中で頭痛、圧迫感などの症状は電磁波過敏症の症状と同じです。地下鉄や電車の中の電磁波環境はよくありません。車内では携帯電話からの大量の高周波電磁波放射、鉄道架線からの低周波電磁波が存在します。
特に高周波電磁波放射は、電磁波の特性上、車内で反射し増幅を繰り返します。 また一部の新型新幹線車内、地下鉄を含めた駅の構内などでは携帯電話やワイヤレス通信ができる環境になっており、高周波電磁波が地上と同様に存在します。

また、自動車の乗車時に、同じような症状を訴える方が多くいます。車内では、高い低周波電磁波が発生します。
今後は電気自動車やハイブリッド車の普及で車内での低周波電磁波環境は悪化します。

例：車内での低周波磁界測定値（ただし、車種などにより数値は異なります）

	頭部	胸部	ひざ	足元
運転席	3	6	20	20
助手席	2	2	5	35
後部座席	1	2	5	8

車内では高周波電磁波伝播も存在します。車内での携帯電話使用は控えるのが無難です。
高周波電磁波の危険性は断定できませんが、ガンなどの発症の要因ではと、多くの研究者、医者、科学者の間で懸念されています。
危険性を避けるための予防対策は、とっておいたほうが無難です。